書体別の印象を確認する
進化するシヤチハタフォント
時代の流れと共に、印面文字は手書きから写植、コンピューター文字へと変革してきました。
その中で、シヤチハタフォントもより印判に向いた風格のある書体を求めて進化しつづけています。
ご希望の文字と書体でシヤチハタフォントをぜひお試しください。
その中で、シヤチハタフォントもより印判に向いた風格のある書体を求めて進化しつづけています。
ご希望の文字と書体でシヤチハタフォントをぜひお試しください。
シヤチハタフォントの特長
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楷書体は、隷書体から変化した、筆運びが明確な筆文字書体です。明快で厳格な雰囲気を持つ筆文字書体として、日常多く使われています。シヤチハタの伝統的な手書き楷書体をベースに、「暖かみ」や「柔らかさ」が感じられる楷書体です。
行書体は、楷書体を早書きした形で、簡潔で流麗、なめらかで力強い筆運びの書体です。年賀状、会社の代表社名などに多く使われています。大ぶりで、流れるような行書体は、印判ならではの重厚感を醸し出しています。
隷書体は、今から2000年も前の、中国の漢時代に生まれ育った書体です。ルーツはてん書体でそれを実用的に簡略したものです。波打つような横線のうねり、伸びやかさと力強さのあるはね、装飾的な払い出しなどの独特の書きぶりを残しながら、大ぶりで読みやすさを加えた隷書体です。
古印体のルーツは大和古印と呼ばれている奈良時代の寺社印で、日本で進化した独特の印章用の書体です。程よい虫喰い、墨だまりが風雅な趣を醸し出す奥深い書体です。どっしりとした文字バランスとスッキリとした筆書きの風合いが重なった書体です。
明朝体は印刷用として誕生した書体で、現在では本文用の書体として新聞や書籍等でもっとも多く使われています。特に横棒が太い書体を基本にしているため、小さな文字でもスタンプとしてキレイに再現できます。
ゴシック体の歴史は比較的浅く1880年頃からだと言われています。角ゴシック体は線画が全て均一の太さに見えるように制作されており、主にタイトルや註釈等に使われることが多いです。シヤチハタでは、大ぶりでレイアウトがキレイにそろう角ゴシック体を使用しています。
角ゴシック体の線画の角や両端を丸くしたものを丸ゴシック体といいます。あたたかさや優しさを印象づける書体の特徴から、日常よく見る広告やチラシ、道路標識などに適しています。シヤチハタでは大ぶりで天地・左右がキチッとそろう丸ゴシック体を使用しています。
書体のルーツにあたる書体で、「大てん」「小てん」「印てん」といくつかの種類があります。その中でも、「小てん」を印章の枠にうまく収まるよう正方形に近づけた「印てん」を使用し、社印などにも使いやすいものになっています。
勘亭流とは江戸文字の1つで、太くうねりのある筆運びで、芝居などの看板に使用されるものとして江戸時代後期に誕生しました。「鯱旗勘亭流」は現代での可読性を重視したデザインに加え、文字が太く強く書かれているため、「和」を印象付ける使い方に適しています。
書体の歴史
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文字の起源については、いまだにはっきりとしたことがわかっていないようですが、一般的には、今から約4500年前に中国で、土についた鳥の足跡からヒントを得て文字を作ったと伝えられています。最初は絵のようなものから、しだいに記号のようなものになり、少しずつ進化していったようです。
現在私たちが使っている書体は、今から約2700年ほど前の三代時代の周の頃、それまでの「甲骨文」や「鐘鼎文」を整理統一し、新しい形の文字を「大てん」として作られました。
これが、現在で言う「てん書体」の始まりです。
その後、より書きやすい書体、印刷用書体、印鑑に向いた書体、というように、その時々のニーズにあわせて様々な書体が作られ、現在に至っています。
現在私たちが使っている書体は、今から約2700年ほど前の三代時代の周の頃、それまでの「甲骨文」や「鐘鼎文」を整理統一し、新しい形の文字を「大てん」として作られました。
これが、現在で言う「てん書体」の始まりです。
その後、より書きやすい書体、印刷用書体、印鑑に向いた書体、というように、その時々のニーズにあわせて様々な書体が作られ、現在に至っています。